不精庵日々草
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花のあと
2021-05-30
桜は城山の主役である。一山ことごとく桜である。市民ことごとく花見に訪れる。楓の花は地味である。いや若葉に目を奪われるのである。いつ咲いたのか人は気にもしない。実に成ればお互い同等である。誰も気に留めない。
しかし楓は形が面白い。桜は鮮やかである。共に葉陰で旅立ちを準備している。
禺画像]
花楓翅整へる実となりぬ
[城山]
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