不精庵日々草
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赤いカンナへの思い
2019-08-21
私の子供が遊んだプールは毀され、その金網に背の高い赤いカンナが咲いている。年取ってから「根府川の海」という詩に心引かれた。茨木のり子という詩人は抒情詩よりも抽象詩の作家らしいが私は抒情詩にしか興味は無い。関東に住んでいた頃、この詩に引かれて根府川へ何度もいった。丈高い赤いカンナの花は無かったが穏やかな相模の海はあった。
この地へ帰って、廃プールの金網に丈高い赤いカンナの花を見るとこの詩を歩もいだし、今は異郷で暮らしている子供達を思うう。なつかしい花である。
禺画像]
思ひ出や丈高き赤のカンナ咲く
[我家]
[退職]
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